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保険業界の習慣と内情

どの業界でも長く居続けると
それまでの庶民感覚を忘れてしまうことがある。

我々保険業界の人間も同じで
長く同じ仕事をしていると
自分の都合のいいように解釈することも
あるのかもしれない。


その最たる例が保険業界の
保険金「未払い・不払い」問題であるが、
それと共に注目すべきは
保険の商品設計かもしれない。

実は、今週発売された(2009/3/9)
週刊ダイヤモンド 」でこの辺について
書かれていたので気になりひと通り読んでみた。



目次からその内容を探ってみよう。


まず第一に「保険販売のワナ」

これは保険商品の提案に関する裏テクニックと
代理店の選び方、手数料の公開まで踏み込んでいる


続いて「巧妙な商品設計」

保険は比較が可能な商品ではあるが
その比較は非常に難しく営業マン次第となるため
各社の商品特徴をランキング形式にしている


最後は「危ない保険会社」

ここでは保険会社の総合的な安全度を
大胆にもランキング形式にしており、
今後の業界再編の予想もしている


読んでみた感想をひとことで言うなら、

「よくここまでまとめ上げた」

と言える内容だ。




基本的に我々保険業界の批判が
主となっているのでいい気はしないが
なるほどと思う部分もあるし、
消費者からの視点が解ったような気もした。

ただ、この内容が全てじゃないし、
「そんな訳ないだろ!」
という業界の人間は多いだろう。

あくまで「一週間で」これだけの
材料や裏づけを揃えたことに対しては
「よく出来ている」と言っていいと思う。



まぁ実際に大手の生命保険会社は
保険金額と呼ばれる補償額にノルマを掛けていたので
大手のセールスレディ達はとにかく保険の規模ばかり
追いかける体質が染み付いている。

また外資系や損保系の生命保険会社も
「キャンペーン」と称して特定の新商品を推し進め
代理店達に暗にノルマを掛けることが恒常化している。

もちろん、規模やその商品が必ずしも悪い訳じゃないし、
それらの設計が見込み客にマッチしていることもある。



ただ、安さばかり追い求めるばかりに
定期と終身の区別が付かなくなり、
最終的に保険代が割高になるケースは多い。

また、社会保障制度を考慮せず
補償額ばかりを重視するあまりに割高な保険代を
払い続けるのは明かに損になる場合もある。



確かにどの業界にも表と裏はあるが、
その業界にいるからこそ知り得る真実があるのも事実。

「保険は住宅の次に高い買い物」

と言われるくらいだから、
しっかり時間をかけて商品の比較をすると共に
保険屋さんを信頼することのバランスも重要ではなかろうか。




平成21年3月12日
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