車を運転していると、いつ何時、突然のトラブルに見舞われるか分かりません。エンジンがかからない、バッテリーが上がってしまう、ガス欠など、原因はさまざまですが、これらの問題が発生すると、その場でどうしたらよいのか焦ってしまいますよね。
特にトラブルが起きた場所が遠方だったり、夜間や深夜の場合、どうしても業者を呼ばざるを得なくなります。
しかし、そんなときに注意しなければならないのが「業者選び」です。焦って業者を検索し、料金が安いと思って依頼したものの、後から想像を超える高額な請求を受けるケースが増えています。こうした事例が実際に消費者庁にも報告されています。
こんなトラブル、気をつけたい!
以下は実際に起こった消費者のトラブル事例です。これらを参考に、慎重に対応することが大切です。
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エンジンがかからない
ある消費者がインターネットで「基本料金3,480円」の業者を見つけ、呼んだところ、点検費用として8,000円、バッテリー充電に3万円、さらには休日割増料金で最終的に合計65,000円を請求されてしまいました。 -
数時間待って24万円請求
基本料金が数千円の業者を探して搬送をお願いしたところ、数時間待たされた挙句、請求されたのは24万円。しかも、カード決済可能と言われていたにもかかわらず、現金での支払いを強要される事態に。 -
原因不明で高額請求
エンジンがかからなかったので業者を呼んだ結果、バッテリーを交換するように勧められました。しかし、購入を拒否すると、出張料金として6万円を請求され、支払ってしまったケースもありました。
自動車保険を賢く使うためのポイント
自動車保険にはロードサービスが含まれていることが多いですが、注意しなければならない点もあります。もしものトラブル時に保険を使う場合、保険会社がカバーする範囲や費用について、事前に確認しておくことが非常に重要です。
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保険がカバーする範囲を確認
自宅でのトラブルや、一般車両が通行できない場所でのトラブルは、ロードサービスの対象外となることが多いです。また、運転資格がない場合も対象外になることがあります。そのため、トラブルが発生した際には、まず自分の加入している保険会社のフリーダイヤルに連絡して、サービスの範囲や条件を確認することをおすすめします。 -
保険証券や車のナンバーで確認
電話でナンバーや名前を伝えることで、保険会社が対応してくれるはずです。保険証券番号まで分からなくても、車のナンバーやその他の本人確認で受け付けてもらえます。
JAFの利用を検討する
もし、自分がどこの保険会社に加入しているか分からない場合や、ロードサービスが対象外になってしまう可能性がある場合には、**JAF(日本自動車連盟)**の利用が安心です。JAFでは料金体系が明確で、例えば10km以内のけん引であれば約2万円程度で済みます。さらにJAF会員であれば、15km以内であれば無料でけん引してもらえます。
- JAFを利用するメリット
例えば、知人が遠方で車両をけん引してもらった際、通常の業者にお願いすると41万円もの請求が来たのですが、JAFの料金表に基づいて計算すると、13万円程度が相場だったことが分かりました。このように、JAFの料金は明確で予測可能なので、万が一の際に頼ると安心です。
業者選びは慎重に、事前確認がカギ!
どの業者に依頼するか、料金が適正かを確認することがトラブル時の不安を減らします。自分が加入している保険やJAFの利用方法を事前に確認しておくことで、万が一のトラブル時にも冷静に対応することができます。
- 業者選びの重要性
ネットで検索して安い業者を見つけても、料金が不明確な場合や追加料金が発生する場合が多いため、なるべく信頼できる業者にお願いすることが大切です。料金が事前に明確で、サービス内容がしっかりしている業者を選ぶことが重要です。
まとめ:冷静に、賢く対処しよう!
車のトラブルは予期しないタイミングで発生するため、事前にしっかり準備しておくことが安心に繋がります。自分の車や運転に合った保険やロードサービスを確認し、万全の体制で運転することを心掛けましょう。万が一の時に焦らず、適切なサービスを利用できるよう、事前にしっかりと確認をしておくことが最も重要です。
このように、しっかりと事前に確認し、冷静に対応できるように準備しておくことが大切です!
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